メディバンとクリスタの違い マンガの機能と使い勝手

無料で使えるメディバンと有料クリスタの違いは大きいはず…でも実際、どのあたりが違うんでしょうか?

クリップスタジオとメディバンペイントの機能比較

基本機能

機能 クリスタ メディバン 機能違い
ブラシツール ◯◯ クリスタは多様なブラシカスタマイズが可能、メディバンは180種類のデフォルトブラシを提供
レイヤー機能 ◯◯ クリスタはより多様なレイヤータイプとブレンドモードを提供
ベクターレイヤー ◯◯ クリスタは高度なベクター編集機能を提供
塗りつぶしツール 両方ともバケツ、矩形・楕円・多角形の塗りつぶしが可能
グラデーションツール 両方とも対応
定規ツール ◯◯ クリスタは特殊定規など多様な定規機能を提供

マンガ制作機能

機能 クリスタ メディバン 機能違い
コマ割りツール 両方ともプロフェッショナルなコマ割り機能を提供
トーン機能 ◯◯ クリスタは大量のトーン素材と多様なトーン編集機能、メディバンは1000種類のスクリーントーンを提供
吹き出しツール ◯◯ クリスタは専用の吹き出しツール、メディバンはテキストツールで対応
複数ページ管理 ◯◯ クリスタ(EX)高度な複数ページ管理が可能
テキスト機能 クリスタはストーリーエディタ機能あり(EX)

特殊機能

機能 クリスタ メディバン 機能違い
3Dモデル参照 クリスタは3Dモデルポージング機能を提供
アニメーション機能 クリスタはタイムラインパレットなど高度なアニメーション機能を提供
タイムラプス機能 両方とも制作過程を記録可能
チーム制作機能 メディバンは最大3チーム(無料版)、プレミアム版は無制限のチーム作成が可能
クラウド保存 両方ともクラウド保存機能を提供

プラットフォーム対応

機能 クリスタ メディバン 機能違い
Windows対応 両方とも対応
Mac対応 両方とも対応
iPad対応 両方とも対応
iPhone対応 両方とも対応
Android対応 両方とも対応
デバイス間連携 ◯◯ メディバンは無制限のデバイス登録が可能

素材・リソース

機能 クリスタ メディバン 機能違い
素材ライブラリ ◯◯ クリスタは大量素材と素材パレット、メディバンはクラウド素材機能で800種類以上の素材を提供
フォント メディバンは60種類のフォントを提供
背景素材 ◯◯ クリスタは大量素材あり、メディバンも豊富な背景素材を提供
ブラシカスタマイズ ◯◯ クリスタはより詳細なカスタマイズ、メディバンはプレミアムプランで700種類の追加ブラシを提供

メディバンとクリスタの違い

まず、メディバンペイントの大きなメリットは無料であること。

 

しかし、無料のために広告が表示され、特にiPadでの使用時には作業画面に大きな広告が表示される。集中して作業を行う際にはデメリットになる可能性あり。(有料プランで広告は消せる)

 

クリスタの優れた点は、その機能の豊富さとカスタマイズ性の高さ。プロレベルにも耐える作業の効率化ができる点が優秀だ。さらに初心者救済ともいうべき便利機能が満載で、絵が描けないちゃんとした線が引けない人にも、キレイな絵を描ける仕組みが揃っている。しかし、機能の多さは初心者にとっては戸惑いを感じる原因になるかも。

メディバンペイントの特徴


MediBang Pro - 至高のデジタルキャンバス(公式サイト)

 

メディバンペイントは、イラストやマンガ作成に特化したソフトウェアで、その多機能性と使い易さが大きな特徴である。iPad、WindowsとMac(メディバンペイント PRO)に対応。

 

ただ、使っていくとわかるのだが、メディバンも意外と直感で操作できない。人間工学的な配慮が足りてない感じがするのだ。

 

とはいっても、「無料で使えるしな」という点を考えると、ぜんぜん許容範囲である。

 

基本的な機能が無料で使えるので、初めてデジタルでイラストやマンガを描き始める初心者には魅力的に感じることだろう。

 

レイヤー機能あり、平行線、十字、集中線、同心円を簡単に描ける。消失点定規を使えば、遠近感(パース)のある建物も早く正確に描くことができる。コマ割りはドラッグするだけで簡単にできる。

 

また、アナログの質感を表現できるGペン・丸ペン、混色ができる水彩など50種類以上のブラシが用意されている。それぞれのブラシは細かく設定が可能で、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできる。さらに、画像を元にオリジナルブラシを作ることも可能である。

 

さらに、メディバンペイントは、パソコン、タブレット、スマホ間でのデータの行き来が容易である。これにより、ユーザーはどこでも、いつでも作業を続けることができる。

 

チーム制作機能を使えば、データの共有がスムーズにでき、メンバーが離れた場所にいても、一緒に作品を作り上げることができるようになっている。

 

関連 チーム制作 | MediBang Paint – 無料のイラスト・マンガ制作ツール

 

無料だが、「メディバンプレミアム」という有料会員(年額2,480円~)に加入すると、プレミアム向け機能や素材が開放されたり、チーム向け機能の上限人数が緩和されたりするのだ。クラウドストレージの容量も増える。

 

関連 MediBang Premiumについて | アートストリート(ART street) by MediBang

 

私は今までメディバンを知らなかったので調べてみた。ポッと出のソフトで急に開発中止とかなったら困るからな…。

 

と思ったが、メディバンの初出は、2014年。10年続いているので、急に消えることもないか。

 

ツイッターなどで、使っている人の感想を見ると、UIはいいんだけど使い方がむずいとか、思ったように描けないという声がけっこう多かった。たぶん、慣れだと思うんだけど。

 

メディバンと比べたクリスタのメリット・デメリット

まず、デメリットとして「クリスタは有料」。この1点につきる。

 

初見での使いにくさは、なんというか、メディバンとどっこい。「覚えてしまえば問題ない」が「初見だと調べまくり地獄になる」という点であまりメディバンと変わらない。

 

機能優先でつぎたし、継ぎ足しで作ってきたため、直感で操作できるようにはなっていないのだ。その点は、デフォでは使いにくいかもだけど、柔軟なカスタマイズ機能を用意して、どうかそれぞれ使いやすいようにカスタマイズして使ってくださいよ、というスタイルとなっている。

 

クリスタの大きなメリットは、莫大な漫画素材、ペン、ツールなど。また、豊富すぎる機能の中には「素人がプロっぽい線を引ける」「自動で陰影がつけられる」などの、初心者救済の便利機能が満載で、「マウスでキレイな絵を描ける」ほどとなっている。

 

3D系の素材があり、頭の中で3次元構造が想像しきれない私のような人間にも、手軽に立体を把握できるという点も素晴らしい。

 

それが約5,000円程度のPRO版で手に入るなら、アリなのではないか?と私は思う。

 

メディバンとクリスタ、どっちがいい?

 

けっきょく、どっちがいいの?

 

なるべくお金をかけたくないならメディバンだろう。機能も充実していて、チーム機能まである。

 

クリスタはプロレベルの要求に耐える多機能さと、カスタマイズ性、ネットで公開されているノウハウの多さや有料無料の素材・ツールの多さが売り。

 

ゆくゆくは本格的な漫画を描きたいというのなら、クリスタを選びたいところだ。

 

とは言え、結局「手に馴染む」かどうかは、個人のフィーリングにもよる。メディバン最高!な人もいるし、クリスタ以外考えられん!て人もいるのだ。人それぞれ。

 

メディバンは基本無料だし、クリスタも無料お試しができるので、実際に触ってみるのが確実だろう。

 

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