CLIP STUDIO PAINT PRO 公式ガイドブック
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カラーイラストを重厚に見せる厚塗りのコツを覚え書きしてみたい。
厚塗りというのは、油絵のように陰影も光のあたるハイライト部分も色を重ねていくことで表現していく描き方。色を厚く重ねて立体感を出す手法で、線と面の境界がポイントとなる。
簡単に言うと、線と面の境界を意識して、グラデーションを作ると線が塗りになじむ。
とはいっても、美術画のようなマジモンの油絵ではなく、線画→アニメ塗り→厚塗りっぽく塗りを重ねるのが良さそう。(アニメ塗りとは、単色でパーツや影を塗り分ける手法)
とてもわかりやすいんだけど、ソフトはPhotoshopを使っているので、クリスタとはやや操作感が違うかも知れない。でも、レイヤーの合成モードなどはそのまま使えるので大きな問題はないかな…。
解説によると、厚塗りの手順はこんな感じ。
こちらも、線画から厚塗りっぽく仕上げる手順。
こちらは、クリスタを使って描いていく工程が見られるので大いに参考になる。
https://www.youtube.com/watch?v=ezQ2nfu0vUA
解説によると、ざっくり5工程。
影やハイライトは、レイヤーの合成モードで別レイヤーに描き込んでいく感じ。
クリスタのタイムラプスで工程が見られるので参考になりそう。
なお、効率的に描いていくにはおそらくショートカット設定や左手デバイス利用が必須だと思う。
厚塗りでラスターレイヤーを修正する場合には、指定範囲をガッとつかんで位置調整できる「ゆがみツール」の使い方を覚えておいた方がいいかも。
関連 クリスタのゆがみツール
マジモンの油絵の「厚塗り」は、線を描かずに光または陰を描いていくというハードルの高そうなもの。
しかし、今現在イラストで「厚塗り」と言えば、線画の印象を薄めて厚塗りっぽくするものという理解で良さそう。
厚塗りっぽくすることで、絵に重厚感や立体感が出せるのがポイント。
ベースとなる線画は完全に消し込むのではなく、塗りの色で「色トレース」して目立たなくする感じ。
マンガのキャラクターを絵の具で描いたような仕上がりを「厚塗り」と呼んでいるようだ。
線画が浮いて見える場合は、線の太さや線と面のコントラストを調整するとうまくいくようだ。
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