クリスタの見開きのトンボを合わせる設定 変更と書き出し

クリスタの見開きのトンボ

クリスタの見開きのトンボ設定

 

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トンボを合わせる設定

見開きページの中央の隙間をなくすための重要な設定

 

 

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マンガのトンボの役割

印刷や製本時の位置合わせや裁断の基準となる重要な線

 

 

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クリスタでのトンボ設定方法

表示、設定変更、書き出し時の注意点など

 

クリスタで見開きページを作成する際の「トンボを合わせる」ってなんだろ?

 

「トンボを合わせる」設定

 

見開きページを作成する際、真ん中の隙間を無くすには「トンボを合わせる」設定を利用する。この設定を有効にすると、左右のページのトンボ(枠線)が重なり合い、真ん中の隙間がなくなるのだ。

 

設定手順は以下の通り。

 

     

  • ファイル→新規で原稿設定
  •  

  • 「作品の用途」で「コミック」を選ぶ(ほかのだと、項目が出たり出なかったり)
  •  

  • 見開きページに変更する際のウィンドウで「トンボを合わせる」にチェックを入れる
  •  

  • 「間隔」は通常 `0mm` と設定する
  •  

  • 「OK」をクリックして決定

この設定をすることで、見開きの真ん中に隙間ができずにきれいに繋がった状態で描画できる。

 

この設定をオフにすると、真ん中に隙間ができてしまい、印刷時にその部分が白く抜けてしまう可能性がある。

マンガのトンボって何?

マンガの原稿用紙にあるトンボとは、以下のような役割を持つ線のこと。

     

  • 原稿用紙の外枠の四隅にある十字型の線のこと
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  • 印刷所で原稿の中心位置を確認するための目印となる線
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  • 製本や裁断の際の基準線

トンボは、原稿を印刷する際に非常に重要な役割のもの。印刷業者はこのトンボを目安に、原稿を正しい位置に合わせて印刷したり、余白を適切に裁断したりする。

 

トンボがない場合、原稿の位置がずれて印刷されたり、必要以上に裁断されてしまう可能性があるのだ。印刷するなら、トンボを塗りつぶしたり消したりしてはいけない。

 

トンボは原稿を正しく印刷・製本するための、欠かせない目印線なのだマンガ家は原稿制作時にトンボを確認し、その範囲内に絵を収めるよう心がける必要がある。

 

関連)クリスタで漫画を描く

クリスタのトンボの設定

トンボの表示

 

「表示」メニューから「トンボ・基本枠」を選択すると、トンボと基本枠の表示/非表示を切り替えられる。

 

新規作成時に「作品の用途」で「コミック」「同人誌入稿」「すべてのコミック設定を表示」を選ぶと、トンボと基本枠が作成される。

 

トンボの設定変更

 

「表示」メニューから「トンボ・基本枠の設定」を選択。

 

 

「トンボ・基本枠設定」ダイアログが開く。ここでトンボと基本枠の設定を変更できる。

 

 

「トンボ(仕上がり枠)」の項目で、印刷される範囲(断裁ライン)を設定。

 

「基本枠(内枠)」の項目で、コマを配置する基準となる枠を設定。

 

「トンボを合わせる」で見開きページ編集時のトンボ作成方法を設定。

 

以下のような感じで表示される。

 

 

トンボの書き出し設定

 

書き出し時に以下の設定をすると、トンボは書き出されない。

 

書き出し設定ダイアログの「出力イメージ」項目で「トンボ」のチェックを外す。

 

「出力範囲」を「トンボの裁ち落としまで」に設定する。

 

トンボはデジタルデータの製版時に青色が出てしまうため、通常は書き出さずに画像ファイルを作成。